金歯にするメリットとデメリットはある?

電卓とハブラシ

歯医者さんは何かとお金がかかる、と多くの人が嘆きます。
歯の治療をする際に気になることの一つに、その治療はどれくらいのお値段なのかということがあるでしょう。

金歯の大きなメリットは、健康保険が適応されるために安いということがあげられます。
問診票などで、健康保険が適応される範囲内で治療をやって欲しいという項目にチェックを入れた場合、歯医者さんは患者さんの経済的な負担を考えて、金歯やプラスチックを勧められることが多いでしょう。
セラミックにすると10万円ほどかかる治療が、金歯なら数千円で出来ます。
そして、もう一つのメリットは丈夫で耐久性に優れているということです。
金歯や銀歯は金属なのですり減りにくいです。
プラスチックのように割れてしまうことも、まずありません。

これらのメリットの一方で、金歯や銀歯にはデメリットもあります。
金歯や銀歯のデメリットは、やはり審美的ではないということです。
つまり、見た目が悪いということが大きなデメリットです。
ニッコリと笑った時に白い歯ではなく金歯や銀歯が見えたのでは、せっかくの素敵な笑顔も台無しになってしまいます。
奥歯などの見えない部分なら、金歯や銀歯も選択肢になりえます。
しかし、前歯には必然的に使いづらくなってしまいます。
若い女性で、前歯を金歯や銀歯にする人は、まずいないでしょう。

もう一つのデメリットとして、金属アレルギーがあります。
歯科治療で使われている金属素材でアレルギーが起きやすいのは、ニッケルやコバルト、クロムです。
これらの金属素材でアレルギーを起こす割合は10~14%くらいです。
アレルギーを起こしにくい金属は金や銀、チタンです。

そしてもう一つ、デメリットがあります。
それは、金歯を長年使用していると、歯肉が金属の影響で黒ずんでくることがあります。
これも見た目を悪くしてしまいます。
これらのことを総合的に考えると、やはりセラミックの方が良いのでしょうか。

しかしセラミックは、保険適用外なので経済的な負担は大きくなります。
お金持ちでないと良い治療は受けられないのかと思うかも知れませんが、被せ物には、金属かセラミックかの二者選択ではなく、色々な種類や素材があります。
プラスチックという選択肢もあります。

プラスチックは傷つきやすいですが、保険適用なので安価で済ますことができます。
見た目も自然の歯に近いです。
ただし、柔らかいので耐久性は期待できません。
また唾液を吸収して変色してくる、といったデメリットもあります。
もう80歳を過ぎているような高齢者の場合は、硬い物を食べる機械も少ないので、セラミックにしなくてもプラスチックでも大丈夫でしょう。
患者さんの状況に合わせて選ぶことが大切です。

その他にも被せ物は色々とあります。
審美的な面を考えて、プラスチックとオールセラミックの中間的な材質のハイブリッドクラウンや、金属にセラミックを焼き付けたメタルボンドなどもあります。
これらは健康保険は適応されませんが、オールセラミックと比べると安いので、患者さんの経済的な負担をいくらか減らすことができます。

それぞれの被せ物の、メリットデメリットを担当の歯科医に説明してもらって、納得したうえで治療を受けましょう。